技術標準関連業務
技術標準関連業務
「技術標準」とは、ある特定の技術においてその技術がユーザを含めた開発者・生産者等の関係する人々にとって統一的でありかつ利益や利便性が公正に得られるように各種の取り決めをすることです。
技術標準としては、無線通信技術(3G,4G,5G)に関する技術標準、地上デジタル放送等に関する技術標準、その他種々の技術標準があります。
必須判定業務は、ある特許発明が対象となる技術標準規格に対して必須であるかどうかを判定する業務で、必須であると判定された特許をSEP(Standard Essential Patent)と呼びます。必須判定業務は、一般に、中立的な立場の必須判定人によって行われます。
所長弁理士は、長年、日本知的財産仲裁センターやIPEC(International Patent Evaluation Consortium)等の組織の必須判定人として技術標準関連業務の第一線で活躍しており、所内弁理士も、所長弁理士をサポートする形で同様に活躍しています。
また、所長弁理士は、標準必須特許(SEP)やその周辺事項を専門的に取り扱う日本標準必須特許サポートセンター(JSEPセンター)のセンター長を兼務しています。
簡単なガイダンス
技術標準関連業務として、以下の業務があります。
1.標準化を意識した特許の取得
権利化に際して、技術標準規格を意識してこの技術標準規格に対応する特許(標準必須特許:SEP)を取得する業務で、技術標準規格が制定あるいは改定される前に、戦略的に権利化をする必要があります。
2.SEPに関する評価
ある特許発明が対象となる技術標準規格に対して必須であるかどうかを判定するもので、SEPを評価する側の業務と、SEP評価を受ける側の業務があります。
3.SEPに関する研修には、以下のものがあります。
① 特許と技術標準との関係についての研修
② SEP評価の仕方についての研修
この研修には、評価する側の研修と評価を受ける側の研修があります。
4.SEPに関するその他の業務
その他の業務としては、SEPに関するコンサルティング業務があります。
研修内容
1.特許と技術標準との関係についての研修
① 一般的な知識を習得するための研修
② 応用研修
2.SEP評価のための研修
① 評価人のための研修
② 評価を受ける側の研修